■ ブーストコントローラ取りつけ(SARD TRIGGER)

■ 動機

 いよいよブーストコントローラーを取り付けて、ターボの威力を発揮させようというわけです。SARDのブーストコントローラを取りつけてみました。SARDのTRIGGERは他社の製品に比べると機能的には1世代前なのですが、ここまでSARDで固めたらやっぱりSARDでしょ、ということで選びました。いまとなっては、なぜSARDのを選んでしまったのだろう…と、反省しております。

■ 作業内容

当たり前ですが、作業前にバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
純正ソレノイドバルブを殺すにはホースを切断してメクラ蓋をするのですが、私の場合はソレノイドの電源ケーブルを外しました。すごく入り組んだ奥にあるので、腕の太い人は困難かと思います。写真で手に持っているのが、外したコネクタです。
室内のコントローラからSARDのソレノイドへのケーブルを通す穴は、ブースト計などを引き込んでいる穴を利用しました。
SARDのソレノイドは配管を短くするためにアクチュエータの近くが良いので、エアクリーナの下に設置しました。エアクリーナの下の青いのがソレノイドです。
タービン付近からアクチュエータに伸びている配管を外します。かなり狭く作業しにくいと思います。
無事、配管を外しました。
外した配管の代わりに、ソレノイドを経由するホースをつなぎます。かなりホースをつなぎにくいですが、1に根性、2に根性で頑張ってください。
例によってギボシで配線します。他のメーターとの兼ね合いでケーブルが乱雑になってしまったので、きちんと直そうと思います。これで作業は完了です。気をつけてブーストコントローラのセッティングを行いましょう。
気をつけなかった例(笑)。走行中に「シュポーン」という音とともに、ブローオフバルブへの配管が外れました。通常のブースト圧ではOKでも、ブースト圧が上がると配管にかかる圧力も当然上がりますので、走行前に配管のチェックを怠らないようにしてください。

■ 交換の効果は?

 ブーストアップ完了後には、「うおー、すげー加速だ」と喜んでいましたが、一番大変なのは、「安定したブースト圧がかかるよう設定する」ことです。
  SARDのブーストコントローラーはダイヤルを捻ることによってブースト圧を変更するのですが、このダイヤルをどれぐらい回すとどれぐらいブースト圧がかかるのか、車種ごとにも違いますし、各車両のパーツ装着状況によっても違います。つまり、実際にフルブーストをかけて走ってみないかぎり調整できないわけです。これは他のブーストコントローラーも状況は同じです。ただ、他のブーストコントローラーだと実際にブースト圧がどれぐらいかかっているかをブーストコントローラーが検知してフィードバック制御を行う機構があり、楽にブースト圧を設定できますし、安定したブースト圧を得ることができます。SARDのはブースト圧は表示されるんですけど、ただ表示しているだけみたいで…。
 あと、ミョーにでかいコントローラー本体も、置き場所に困るなあ、といったところです。うまくマッチングさせることもできるんでしょうけど、わたしの場合は他のメーターと並べると、違和感がバリバリで…。
 そういうこともあって、後々にSARDのブーストコントローラーは手放すことになります。

■ 交換の費用など

・ブーストコンローラ SARD TRIGGER  \26,920
・交換時の走行距離…3600km (プラグとかも一緒に作業したんだなあ)