車高調整キットを取りつけた後のセリカに乗った感覚ですが、遊園地にある「びっくりハウス」に入ったような感覚です。地面の継ぎ目、ワダチ、マンホールなどの、どんな段差も直に振動として伝わってきます。「道路ってこんなにガタガタだったんだなぁ」と思うことでしょう。
もし自分のセリカに女性や友達、家族を乗せているなら、取りつけない方がオススメです。想像以上に振動がものすごくなりますので、気持ち悪くなって吐くかもしれません。もし彼女を乗せているのだったら、お別れコースに一直線です。パーツはお金で買えますが…。
あと、当然ガタガタの振動の中でシフトチェンジするわけですが、足が半クラッチの位置になっていても、「うおッ」という感じで少しズレます。まさか半クラッチできない人はいないと思うのですが、できても乗りにくくなることには変わりありません(もともとサーキット用だし)。よく考えてから購入しましょう。
自動車には慣らしが必要です。よくエンジンの慣らしのことが話題になりますが、マフラー、サスペンション、クラッチ等にも慣らしがあります。サスペンションの場合は100kmぐらい無理せずに走ります。このぐらい走ってみたら、取りつけ直後よりも揺れが少なくなりました。人によっては、「ショックが抜けた」と勘違いするかもしれません。いまは減衰力2の状態で走っています。