■ クーリングパネル装着

■ 動機

 ボンネットの穴をふさいでいたアルミ製のパネルが「パキ!」と割れてしまい、仕方ないのでショップ製のパネルと、ついでにラジエータ上につけるクーリングバネルを装着しました。クーリングパネルには一部加工を施しました。

■ 作業内容

先日ボンネットを「バタン!」と閉めたところ、穴に取り付けていたアルミ製(自作)パネルが「パキ!」と小気味いい音を立てて割れました。寿命は2年でした。
仕方なく、純正のフタを付けて走行していましたが、またアルミ製にしたいなーって思っていました。
そこで、ラ・アンスポーツというお店で加工済みアルミパネルが売っているという話を聞いたので、さっそく買ってきました。上がボンネットの穴用で、下がラジエーターの上のスキマをふさぐパネルです。
ボンネットの穴に装着。

…うーん。なんか「アルミ剥き出し」って感じで、あんまりカッコ良くない。というか、この部分だけ異様な雰囲気です。

ネットが黒いから、それに合わせてシューッと黒に塗っちゃいます。使用した塗料は念のために耐熱塗料。エンジンの真上だし、けっこう熱を持ちますからね。
完成。

黒いネットに黒いパネル。アルミ製っていう高級感(?)はどこかへ吹き飛んでしまいましたが、わたしにとっては見た目の方が重要です。

お次はラジエータの上に取り付けるクーリングパネルです。

まずは金ノコで切断。このパネルを取り付けると、ボンネットを開けたときのつっかい棒みたいなアームを収納できなくなります。「アームは取り外してご使用ください」とのことですが、それでは不便なので、うまく収納できるように加工します。

切断完了。

上側がフレームの上に乗り、下側のパネル部分の下にアームが収納されるわけです。これを蝶番で開閉できるようにします。

真鍮の蝶番を買ってきて、アロンアルファで固定します。
失敗。

パネルを立てて床に置いた瞬間、真ん中の棒が「スコン」と抜け落ちました。また、蝶番が「パキ」と取れました。アロンアルファの接着力を過信していたようです。

より強力な接着力を! ということで、エポキシ系の接着剤を使用します。
真ん中の棒が抜けない蝶番を使用し、エポキシ系接着剤を混ぜ合わせて接着します。硬化時間は10時間だそうなので、このまま放っておきます。
完成。

アームを入れるときは、パカッとフタを開けるようにパネルを上げればいいわけです。

ぶじ完成…のはずでしたが、蝶番がはずれました。想像以上の熱と振動で、接着剤だけではダメなようです。仕方ないので、穴を開けてボルトで留めました。この作業はDIY工具をたくさん持っている、勤務時代の先輩にやっていただきました。見事な加工です。
というわけで紆余曲折いろいろありましたが、こんどこそ完成です。

■ 装着の効果は?

 ラ・アンスポーツのクーリングパネルを見た瞬間、「あー、アームを収納できないのか…」とガックリきましたが、なんとかうまく加工することができました。さて、どれぐらい効果があるかですが、街乗りでの水温計の温度は90度。クーリングパネル装着以前とほぼ変化なしです。そりゃ、走行しなきゃ風が当たりませんから、冷えませんよね…。そのうち長距離を走ったとき、また報告します。

 ボルトで留めたあとボンネットを閉めようとしましたが、うまく閉まりません。あれ? なんでだろと思いましたが、ボルトぶんだけ高さが増したため、ボンネット裏にあるゴムとボルトがぶつかっていたのでした。つまり、GT-FOURではフレームとボンネットのスキマは純正のゴムである程度埋まっているわけです。「じゃーこのクーリングパネルってなんの意味があるんだろう…」というのが、今回の結論です。

■ 装着の費用など

・忘れた (1万円ぐらいだったかなあ)