■ カーナビ取り付け(carrozzeria AVIC-H09V+AVIC-07MD)

■ 動機

 いままでCD-ROMの純正カーナビを使用してきましたが、遅い、渋滞情報が取れない、地図が古いなどの理由で、思い切ってカロッツェリアのHDDサイバーナビに交換することにしました。

■ 作業内容

これが新しく取り付けるカーナビ、カロッツェリア(パイオニア)のHDDサイバーナビです。ハードディスクを内蔵しており、CDから音楽を吸い込んでハードディスクに貯めることができます。地図もハードディスクに入っているので検索等も高速です。さらに、ディスプレイ(MD付き)とビーコン、増設用ハードディスクを購入しました。
まずは作業前のお約束ですが、バッテリーのマイナス端子を外しましょう。
まずはシフトノブを外します。左にぐるぐる回すと取れます。
上の方を持ってグッと持ち上げると、ツメが外れてパネルが取れます。
上のパネルを外すには、まずはネジをドライバーで外します。右側と左側に1つずつ、合計2個あります。
パネルの上のほうにツメがあるので、マイナスドライバーを入れて外してやります。
上のパネルが外れました。カーナビ本体は4個のネジで留めてありますので、これも外します。
カーナビ背面に接続されているコネクタをすべて外し、カーナビを取り外します。
これが純正カーナビの背面。コネクタが直接カーナビに刺さるようになっています。
これはオーディオや電源のコネクタ。ここから新しいカーナビに配線します。
車速パルス、パーキングブレーキのコネクタ。これもカーナビに接続します。
GPSアンテナのコネクタ。これはもう利用しません。メーカーオプションのGPSアンテナは取り外せない位置にあるので、ケーブルごとまとめて奥の方に入れておきましょう。
コネクタからカーナビにケーブルを接続するには、各車種用の接続ケーブルを利用します。カー用品店に売っています。
こんな感じに接続ケーブルを取り付けます。
それでは機械の取り付け。GPSアンテナのコネクタは小さいので、ダッシュボード上から通します。ビーコンのコネクタは大きいので、横から這わせます。
TVアンテナを取り付け、邪魔なケーブルは後部座席の下に入れ、途中のケーブルも見えないように押し込みます。
カーナビ本体とモニタそれぞれにポールアンテナを接続するので、分岐ケーブルと、感度を上げるためにブースターを用意します。これもカー用品店で売っています。
配線の準備はOKです。
純正カーナビから2DIN用のガイドを外して、新しいカーナビに取り付け、いよいよ車内に持ち込みます。
カーナビ側のギボシを接続ケーブルのギボシに説明書の通りに接続していきます。車速パルスの信号は、このコネクタのオレンジ色のケーブルに噛ませます。もしかすると、前期や中期ではコネクタが異なるかも知れませんので注意してください。
束のようになったケーブルをうまくまとめて押し込み、カーナビをネジで留めます。
これがカーナビ用の増設ハードディスク。通常は音楽CDのアルバム20枚を吸い込むことができますが、これを増設することで170枚も吸い込めるようになります。
前面のパネルを外してスポッと差し込みます。
あとは最初に外したパネルやシフトノブ等を填めてやりましょう。
それでは動作確認です。セリカのキーを入れてみましょう。ウィーーーンという音とともにモニタ部分が飛び出してきました。あとはアンテナやGPSなどを本格的に固定すれば、取り付け完了です。

■ 交換の効果は?

 車速パルス、パーキングブレーキ、GNDをどこに接続すればいいのかで悩むと思いますが、それさえクリアすればこの程度の取り付けだったらカンタンにできます。ケーブルが山ほどあるので、それをまとめるのに一番時間がかかりました。半日まるまるかかったので、面倒くさい人はお店に取り付けてもらいましょう。

 AVIC-H09はDVD-ROMドライブを搭載しており、DVD-Videoを車内で見ることもできます(見ないけど)。また、CD-RWメディアにも対応しているのが驚きです。MP3を音楽CDとしてCD-RWに焼き、カーナビのハードディスクに吸い込んで、そのメディアをまた再利用できるわけです。

■ 交換の費用など

・カーナビ取り付け carrozzeria AVIC-H09V+AVIC-07MD \353,830
・交換時の走行距離…28800km (鼻血が出そうな値段だよね)