■ カーナビのバージョンアップ

■ 動機

 HDDナビのバージョンアップが始まりました。このバージョンアップで現行機種と同じ機能になりますし、目玉としてはCD-R/RWに記録したMP3がそのまま再生できるようになります。

■ 作業内容

まずはお約束ですが、バッテリーのマイナス端子を外しましょう。
HDDナビのバージョンアップ方法には、ハードディスクを新たに購入する、既存のハードディスクを外してメーカーに送る、という2つの方法があります。ハードディスクを送るほうが安上がりですので、こちらを選びました。そのために、まずハードディスクを取り外します。
スポッとハードディスクが抜けました。このときバッテリーを接続したままだと、ハードディスクが昇天してしまうそうです。装着時も同様です。
メーカーから送られてきた送付用の箱に入れて、ハードディスクを送ります。
ハードディスクの帰還。送ってから3日後には戻ってきました。中身の書き換えられたハードディスクと、マニュアルが添付されています。今回の書き換えでは現行のHDDナビとほぼ同じぐらいまで機能が増えますので、既存のマニュアルでは対応できないのでしょう。
増えた機能の中での目玉は、MP3の再生機能です。今までは音楽CDをハードディスクに吸い込むことしかできませんでした。しかし、今度はMP3を記録したCD-R/RWやPCカードをそのまま再生できるのです! さっそく、2ギガバイトのモバイルディスクを使用して実験してみましょう。
MP3を書き込んだモバイルディスクを、HDDナビのPCカードスロットに差し込みます。
おっ、うまく再生できました!
MP3を大量に所有している人にとっては、まさに感涙ものです。ID3タグにも対応しているので、漢字の入った曲名もちゃんと表示しているのを見ると、なんか感慨深いものがあります。

■ 交換の効果は?

 HDDナビをバージョンアップで、ドルビーサラウンドを除けば現行機種のHDDナビとほぼ同じ機能になります。バージョンアップ後は、MP3が再生できますし、地図のスクロールもすんごく速くなりました。画面表示や案内などもさらに追加されました。
 バージョンアップで多少困った点は、HDDナビの設定がデフォルトに戻ってしまったことです。でも、今まで吸い込ませた音楽や、記録させた位置情報などは残っていますので、そのぐらいは仕方がないことですね。
 メーカーへの申し込みから梱包到着、ハードディスクの発送から返送までの時間が本当に早く、たいへん驚きました。バージョンアップ中はHDDナビが使えなくなりますので、その点を考慮してメーカーも最大限の対応をしているのだと思います。

1.MP3はHDDに吸い込めない
 MP3のCD-R/RWやPCカードは「再生」できるのみで、今までのようにHDDナビに吸い込むことはできません。著作権上の問題だそうですが、ちょっと残念です。

2.MP3のビットレートは128Kまで。ID3タグはVer2まで
 なぜか再生リストに表示されないMP3がありましたが、ビットレートが128Kを超えるものは再生できないようです。また、曲名などはID3タグを読んでいるので、RIFFのSIFに記録した曲名は写真のように「No Title」と表示されてしまいます。ID3タグにSIFをコピーしておくことが必要です。

3.PCカードはあんまり使い物にならない
 2ギカバイトのモバイルディスクを持っているので、「うおー、これで500曲入るぜ!!」とハッスルしてしまいましたが、99曲までしか再生リストに表示されません。マニュアルを隅々まで読むと、「PCカードは99曲までしか再生できません。」という悲しい注意書きがありました。1曲4Mバイトだとして、CD-R/RWには150曲ぐらいまで入りますから、CD-R/RWより少ないことになります。モバイルディスクは必殺の最終兵器だと思っていたので、なんだか悲しくなってしまいました。その割には、「CD-R/RWは400曲まで再生できます」と書いてあります。640M÷400曲=1.6M。2分のMP3を400個もCD-Rに記録する奴がいるかーーーッ!! 

■ 交換の費用など

・忘れた (3万5000円ぐらいだったかなあ)