■ フロントターンシグナルランプ交換(JZA80後期用)

■ 動機

 よく外人の方から質問メールを頂きます。おまえのオールペンはすごいなとか(純正なのに)、そのパーツはどこで売っているんだとか。そんなメールの中で、「あれ?」と驚いたものがありました。ドイツのセリカファンからのメールだったのですが、日本にしかないプロジェクターランプを装着しているのです。すごいなあと感心していたのですが、もう1点、「うそぉーっ??」と驚きました。フロントターンシグナルランプ(ウインカー)が透明なのです。なんかその写真を見て無性に悔しくなり、負けてはいられないとマネすることにしました。

■ 作業内容

これがその写真。96年5月にセリカを購入なさったそうで、わざわざ日本からパーツを輸入して改造しているそうです。ウインカーに注目。これ、スープラ(JZA80後期)のを付けているんですね。最近のクルマは透明なウインカーが標準っぽくなってきているんで、わたしもやってみようかなと思い、実行に移しました。
JZA80後期のウインカー。見事に透明ですね。ST205にうまく合うのかな?
裏側。左側はコネクタのみ、右側はケーブル付きです。右側のケーブルはバルブのソケットと一体化しています。どうしてこういう設計になっているのか、謎です。
左側のケーブルを取り寄せ、右側にはめようとしましたが、コネクタとソケットの形が違うので合いません。まー、セリカのソケットと合わせて確かめ、合わなければムリヤリ配線するとしますか。
そもそもウインカーが合うかどうかわかりませんので、予備のバンパーに合わせてみます。
結果は…合いませんね。
のこぎりでガリガリと削ってみました。これなら入るでしょう。
ウインカーからは金属の棒が突き出ているので、削って落とします。左が加工前。右が加工後。
ウインカーを入れてみました。合いはあんまりよくないですが、まーいいか。
コネクタとソケットの確認。左側は合うようです。スープラのウインカーには車幅灯が内蔵されているんですが、これも点灯するようにすると違反になるような気がするんで、ウインカーのみ点灯させることにします。
右側は合いません。こっちはムリヤリ配線することにします。

合わない部分をノコギリでガリガリとカットし、奥側に折り曲げます。感触を確かめながら、慎重に折り曲げます。一気に「そりゃー」と折り曲げると、余計な部分まで「バキッ」といきますからね。切り取らないのは、いざというときに元のウインカーに戻せるようにするためです。
ノコギリでカットするとウレタンの白い部分が露出して見えますので、白い部分はボディと同色のタッチペンを塗って目立たないようにします。

左側のムリヤリ配線。水がかかることを考えて、防水タイプの割り込み配線カプラ(というのかな?)を使用します。

固定方法。赤い部分が超強力両面テープです。初期接着力、保持力にすぐれたものを用意しましょう。あとは気合いで「うぉぉぉぉぉー」としっかり取り付けます。

完成。ウインカーを点灯させましたが、わかりますでしょうか? オレンジ色に光っているので、わかると思うんですけど。
というか、この透明なウインカーって、誰か気づいてくれるのかなあ。わたしのセリカの場合、ボディの色に注目されて、ウインカーまでは気づいてくれないような気がするんですけどね。


■ 交換の効果は?

 気づく人は気づく、気づかない人は気づかない。とてもマニア向けの交換だといえるでしょう。乗っている身としては、いつウインカーが落下するのかどうか、多少不安です。簡単には落ちないと思うんですけどね。

■ 交換の費用など

・JZA80後期用ターンシグナルランプ&ケーブル \11,204
・交換時の走行距離…34500km (もっと大切に乗ったほうがいいよなあ)